パーキンソン病と接骨院

2025/11/14

パーキンソン病の方の日常生活のコツ

① 転倒予防(最重要)

パーキンソン病は「すくみ足」「姿勢の前傾」「歩行の小刻み化」などで転倒リスクが高くなりがちです。

  • すぐできる工夫
  • 家の段差をなくす(玄関・敷居・浴室)
  • 床に物を置かない(コード・マット・新聞など)
  • 滑りにくい靴を使う(踵がしっかりしている靴)
  • 夜間は足元照明をつける
  • すくみ足対策
  • 足が出にくくなったら
    →「一歩前に線を引くイメージ」「リズムを口で数える(1、2、1、2)」
  • 音楽に合わせて歩くと進みやすいこともあります。

② 姿勢維持

前かがみ姿勢が続くと、呼吸が浅くなり、肩こりや腰痛も悪化しやすいです。

  • 意識ポイント
  • 1日数回「胸を開く」「肩を回す」
  • 壁に背中をつけて、頭〜背中〜お尻を軽くつける練習
  • スマホ・テレビは目線の高さに近づける
  • 家でできる簡単体操
  • 肩甲骨まわし(ゆっくり5〜10回)
  • 太もも前のストレッチ
  • お尻の筋肉(中殿筋)を鍛える横歩き

③ 動作をゆっくり・順番を決めて行う

急ぐと“固まる”ような状態が出やすくなります。

  • 動く時は「①身体をまっすぐ → ②足を出す → ③方向転換」の順番で
  • 立ち上がる時は「前に体重 → 手で支える → 立つ」

慣らしていくとスムーズになります。

 

 

接骨院(整骨院)の活用法

パーキンソン病そのものを「治療」することはできませんが、
日常生活の“つらい部分”を大きく軽減できるケースが多いです。

① 筋肉のこわばり・痛みの改善

パーキンソン病の特徴として、
**筋肉の固さ(固縮)**があり、肩・腰・足が非常に硬くなりやすいです。

接骨院では…

  • 温熱療法
  • 手技(マッサージ)
  • ストレッチ
  • 電気治療(ハイボルテージ・干渉波 etc.)

これで
「動きやすさ」「痛みの軽減」「可動域アップ」 が期待できます。

② 姿勢改善・歩行のサポート

専門スタッフが姿勢や歩き方をチェックし、

  • 前傾姿勢
  • すり足
  • 小刻み歩行

などを改善するための
オーダーメイド運動指導が可能です。

例:

  • すくみ足改善のステップ練習
  • 転倒防止トレーニング
  • 体幹・お尻まわりの筋力強化

 

③ 自宅での運動の「やり方の確認」

パーキンソン病の方は薬の効く時間帯・疲れやすさに個人差があります。
接骨院ではその人に合わせて、

  • やりすぎない量
  • 安全な負荷
  • 禁忌動作(避けるべき動き)

をアドバイスできます。

 

④ ご家族の介助指導

介助する方も負担が大きくなりがち。
接骨院では以下のような指導もできます:

  • 安全な「立ち上がり補助」
  • 転倒予防のコツ
  • 身体を楽に動かす環境づくり
  • 介護者の腰を痛めない動かし方

 

⑤ 定期的なメンテナンスとして最適

パーキンソン病は「よく動ける時」と「動けない時」の波があります。
定期的にケアを受けることで、

  • 動きやすい時間帯を増やす
  • 日常生活の負担を減らす
  • 痛みやコリの悪化防止

につながります。

 

桜南接骨院・桜南鍼灸院ならできること

あなたの院では以下が強みになります:

  • 女性スタッフ中心で安心
  • スーパーライザー(深部光線) → 筋緊張をやわらげる
  • ソーマダイン → 神経系の調整
  • 鍼灸 → 筋固縮の緩和・姿勢改善
  • リハビリ型の運動指導
  • 個別状態に合わせた生活指導

気軽にご相談ください。